萩原朔太郎\手中之物一无所有\我れの持たざるものは一切なり
手中之物一无所有
手中之物一无所有
却无以忍受贫乏。
独木难支
烧灼迫近
心为无能之愤怒而发狂。
啊啊手中之物一无所有
无以低头乞食
乞求嗟来之食。
舍弃吧!舍弃啊!
怀抱你所获得吝啬的名誉和希望、
握着你所获得的血汗钱
在势如破竹前行的汽车尾气中
叩打着行道树枯死的枝干。
啊啊万物皆为卑秽
抹杀你那一事无成的人生吧。
我れの持たざるものは一切なり
我れの持たざるものは一切なり
いかんぞ窮乏を忍ばざらんや。
獨り橋を渡るも
灼きつく如く迫り
心みな非力の怒に狂はんとす。
ああ我れの持たざるものは一切なり
いかんぞ乞食の如く差爾として
道路に落ちたるを乞ふべけんや。
捨てよ! 捨てよ!
汝の獲たるケチくさき名譽と希望と、
汝の獲たる汗くさき錢(ぜに)を握つて
勢ひ猛に走り行く自動車の後(あと)
枯れたる街樹の幹に叩きつけよ。
ああすべて卑穢なるもの
汝の非力なる人生を抹殺せよ。