你的家
啊啊我与那恋人的家
曾不计其数的错身而过
徒然回返时沉入暮色的
那浮云薄情令人发恨
水流潺潺向南方行转
流入惹人心怀的庭园
但是那盛放的花儿啊
你可知晓恋爱的娇艳
栅间惊鸿窥见的鬼灯
与那鲜红的人的嘴唇
若那日子当真如此无情
悲伤的孩子们如何是好
就好像密林中飞鸟哭鸣
在那冬日宣告朝寒压境
不知是否有孩子会前去
将愉快的寂寞附上寄语
啊啊即使踟蹰也只是徒然
这世间或许视我宛若狂人
柑橘的树篱极深不知几许
我却已无法触及你的忧惶
* ほほづき:鬼灯(酸浆果)或者脸颊
不是那个阎魔厅的鬼灯 是他名字来源的那个植物
* 发表笔名是“萩原美棹”
萩原朔太郎\你的家\君が家
君が家
ああ戀人の家なれば
幾度そこを行ききずり
空しくかへるたそがれの
雲つれなきを恨みんや
水は流れて南する
ゆかしき庭にそそげども
たが放ちたる花中の
艶なる戀もしらでやは
垣間み見ゆるほほづきの
赤きを人の脣に
情なくふくむ日もあらば
悲しき子等はいかにせん
例へば森に烏なき
朝ざむ吿ぐる冬の日も
さびしき興に言よせて
行く子ありとは知るやしらずや
ああ空しくて往來ずり
狂者に似たるふりは知るも
からたちの垣深うして
君がうれひのとどきあへず