萩原朔太郎\吉原\吉原
吉原
高高的木板墙当中围困着
薄暗而阴郁的区域。
即使如此 空地上沟壑漫流
树木荒长
白石灰的味道早已酸臭扑鼻。
吉原!
那在土堤边横死的青蛙般
袒着苍白肚子的游廓地带啊。
从那可悲的木板墙围困当中
听到了我的色女哭泣的声音
彻夜。
在那以后吃了消化不良的馄饨
在污黑的电灯之下陷入了沉睡。
「请还要再来呀!」
即使是多云的绝望天气
女郎屋的看板上也摆着照片。
* 吉原 今日は雨♪
* おれ:我后来咕狗了一下,这个おれ一般是我,然而也有你的意思
* 色女:情妇
吉原
高い板塀の中にかこまれてゐる
うすぐらい陰氣な區域だ。
それでも空地に溝がながれて
木が生え
白き石炭酸の臭ひはぷんぷんたり。
吉原!
土堤ばたに死んでる蛙のやうに
白く腹を出してる遊廓地帶だ。
かなしい板塀の圍ひの中で
おれの色女が泣いてる聲をきいた
夜つぴとへだ。
それから消化不良のうどんを食つて
煤けた電氣の下に寢そべつてゐた。
「また來てくんろよう!」
曇つた絶望の天氣の日でも
女郎屋の看板に寫眞が出てゐる。