萩原朔太郎\码头的烟云\波止場の烟
码头的烟云
野鼠隐藏在田中
矢车菊散散落落飘零而去
歌亦 酒亦 恋爱亦 月色亦 已并非此季节该有之物
我就仿佛苍老并已瘦骨嶙峋的乌鸦般
步履蹒跚地想踏上前往遥远国家的旅途
于是乞丐们的彷徨
正在不知何处遥远港口的码头
眺望那不断焚烧着海草的天空烟云吧
啊啊 就连虚幻的少女亦不存
命运业已如同枯萎花束
在沙地上涂画
如同以砂为食的螃蟹般低声哭泣吧。
* 礫利食:没查到,姑且字面了一下
* 焚烧海草是为了生产盐。by噗啵
波止場の烟
野鼠は畠にかくれ
矢車草は散り散りになつてしまつた
歌も 酒も 戀も 月も もはやこの季節のものでない
わたしは老いさらばつた鴉のやうに
よぼよぼとして遠國の旅に出かけて行かう
さうして乞食どものうろうろする
どこかの遠い港の波止場で
海草の焚けてる空のけむりでも眺めてゐよう
ああ まぼろしの乙女もなく
しをれた花束のやうな運命になつてしまつた
砂地にまみれ
礫利食(じやりくひ)がにのやうにひくい音(ね)で泣いて居よう。