萩原朔太郎\受难日\受難日
受难日
受难之日业已降临
主于遥远水上现身
冰中滑出无数光芒十字
街路中女性全数赤身裸体
那赤裸肌肤化为黄金肉林。
看啊我之十指凝华结晶
后背仿佛奶油瀑布奔流
而千手的金属女人又格外的尖锐
若是带着身体将微小的十字追赶
树木在顷刻之间回转
城市向左激烈的倾倒
啊啊前往那十字疾行的街路
因向尖锐的日轮高叫而眩晕
仿佛要在人群中倒伏于地般
将祈祷的牙关紧咬
受难之日日落之时
临终的我如同盘蛇般断绝了呼吸。
受難日
受難の日はいたる
主は遠き水上にありて
氷のうへよりあまた光る十字すべらせ
女はみな街路に裸形となり.
そひ素肌は黃金の林立する柱と化せり。
見よやわが十指は晶結し
背にくりいむかは瀧とながるるごとし
しきりに掌をもつて金屬の女を硏ぎ
侗體をもつてちひさなる十字を追へば
樹木はいつさいに廻轉し
都は左にはげしく傾倒す。
ああ十字疾行する街路のうへ
そのするどさに日輪もさけびくるめき
群集をこえて落しきたるを感じ
いのり齒をくひしめ
受難の日のひくれがた
われつひに蛇のごとくなりて絕息す。
室生犀星\献给萩原的诗\萩原に与へたる詩
萩原に与へたる詩
君だけは知つてくれる
ほんとの私の愛と芸術を
求めて得られないシンセリテイを知つてくれる
君のいふやうに二魂一体だ
君の苦しんでゐるものは
又私にも分たれる
私の苦しみをも
又君に分たれる
私がはじめて君をたづねたとき
二人でぶらぶら利根川の岸辺を歩いた日
はじめて会つたものの抱くお互の不安
おお あれからもう幾年たつたらう
私を君は兄分に
君を私は兄分にした
吾吾のみが知る制作の苦労
充ち溢れた
なにもかも知りつくした友情
洗ひざらして磨き上げられた僕等
今私はこの生れた国から
君のことを考へ此の詩を送ることは
「うらうらとのぼる春日に……」といふ
あのギタルをひいた午前の
むつまじいあの日のことを思ひ出す
または東京の街から街を歩きつかれて
公園の芝草のあたりに座つたことを思ひ出す
君の胸間にしみ込んで
よく映つて行つてゐる
私はもはや君と離れることはないであらう
君の無頓着なそれでゐて
人の幸福を喜ぶ善良さは
永久君の内に充ちあふれるであらう
室生犀星\献给萩原的诗\萩原に与へたる詩
献给萩原的诗
只有你才理解
真正的我的爱与艺术
明晓我求而不得的真诚
就如同与你二魂一体那般
让你觉得痛苦的东西
想要为你分担
让我觉得痛苦的东西
也会让你分担
我第一次接触你的时候
两个人在利根川的岸边漫游的那天
对初次相遇的存在相会所环抱的不安
啊啊 从那以后已经多少年了呢
我是你的兄弟
你也是我的兄弟
只有我们身心所知的制作的劳苦
满溢而出
坦诚相待的友情
被磨砺洗练的我们
此刻我从祖国
思考着你的事情献上这首诗
“明朗而安稳的春日……”的
那个弹着吉他的上午
回想起了那个和睦的日子
回想起了走过的无数东京的街道
和被我们坐倒的公园的杂草
就像电影一样不断的回放
渗进了你的胸口
我已经再也无法离开你了
虽然你是那么的漠不关心
然而为人的幸福而喜悦的善良
能够永远充斥你的内心
你的诗和我的诗
一边互相打磨一边渐渐的从这个世界中出发
就像我们现在晴朗明亮的心一样
* 漠不关心,原文是無頓着
* 最后一句是私どものよき心の現はれであつたであらう
萩原朔太郎\予室生犀星\室生犀星に
室生犀星に
——十月十八日、某所にて——
ああ遠き室生犀星よ
ちかまにありてもさびしきものを
肉身をこえてしんじつなる我の兄
君はいんらんの賤民貴族
魚と人との私生兒
人間どもの玉座なり
われつねに合掌し
いまも尙きのふの如く日日に十錢の酒代をあたふ
遠きにあればいやさらに
戀着日日になみだを流す
淚を流す東京麻布の午後の高臺
たかぶる怒りをいたはりたまふえらんだの椅子に泣き
もたれ
この遠き天景の魚鳥をこえ
狂氣の如くおん身のうへに愛着す
ああわれ都におとづれて
かくしも痴愚とはなりはてしか
いちねん光る松のうら葉に
うすきみどりのいろ香をどき
涙ながれてはてもなし
ひとみをあげてみわたせば
めぐるみ空に雀なき
犀星のくびとびめぐり
めぐるみ空に雀なき
犀星のくびとびめぐり
淚とどむる由もなき
淚とどむる由もなき。
きみと居るとき
わが世はたのし
きみなきとき わが世はやみの世
そよかぜのふきくる
きみが夢路を
ああ風さへ
星さへかたる きみ戀しやと
萩原朔太郎\予室生犀星\室生犀星に
予室生犀星
——十月十八日,在某处——
啊啊遥远的室生犀星啊
即使处在近旁仍是寂寞之人啊
肉体超越了真实的我的兄长啊
你是淫乱的贱民贵族
是鱼与人的私生子
是我等人类的玉座
我们时常合掌祈祷
现在我仍如同往日付十钱的酒资
若是相隔遥远便更是如此
恋着之日 日日泪流
在东京麻布午后的高台我泪流满面
想将高昂的愤怒安慰 我哭倒在被选择的椅子上
凭靠着
超越遥远的天景与鱼鸟
我如同狂气般深爱您的御身
啊啊我们将都市拜访
即使将愚蠢隐藏也留下残骸
在一念间发光的松叶背中
漂浮着薄黄緑色的清香
泪流无尽
抬眼眺望
回转之空并无云雀
于犀星颈处翱翔巡回
回转之空并无云雀
于犀星颈处翱翔巡回
我找不到停止流泪的理由
我找不到停止流泪的理由
你在的时候
我的世界如此愉悦
你不在的时候 我的世界如此黑暗
静风袭来
你往梦路前行
啊啊无论是风
还是繁星都在轻语 那与你的深恋
* 此刻有君 我世怡然
彼刻无君 我世堕暗
芥川龙之介\诗四篇\詩四篇 4/4
Ⅳ 希望
こんどこそよい子をうまうと
牝鷄のやうに私は胸をそらせて
部屋の中をあるきまはる
今迄生んだ子のみにくさも忘れて
こんどこそよい子を生まうと
自分の未來を祝福して
私は部屋のすみに立止まる
ウイリアム・ブレークの銅版畫の前で
一九一五 九月十九日
龍之介
芥川龙之介\诗四篇\詩四篇 3/4
Ⅲ めぐりあひ
何年かたつて
私は私の子の一人に
ふと町であつた事がある
みすぼらしい着物をきて
橦木杖をついた
貧弱なこの靑年が
私の子だとは思はなかつた
しかしその靑年は
挨拶する
「おとうさまお早うございます」
私は不愛相に
一寸帽子をとつて
すぐにその靑年に背をそむけた
日の光も朝の空氣も
すべて私を嘲つてゐるやうな
不愉快な氣がしたから
芥川龙之介\诗四篇\詩四篇 2/4
Ⅱ 陣痛
海の潮のさすやうに
高まつてゆく陣痛に
私はくるしみながら
くりかへす
「さはぐな 小供たちよ」
早く日の光をみやうと思つて
力のつゞくだけもがく小供たちを
かはゆくは思ふけれど
私だつてかたわの子はうみたくない
まして流産はしたくない
うむのなら
これこそ自分の子だと
兩手で高くさしあげて
世界にみせるやうな
子がうみたい
けれども潮のさすやうに
高まつてゆく陣痛は
何の容赦もなく
私の心をさかうとする
私は息もたえだえに
たゞくり返す
「さはぐな 小供たちよ」
"如果诗歌是人魂的碎片 那么翻译就是将这些碎片再度唱响"
以萩原朔太郎为主,日本近现代文豪的诗歌翻译魂器。
管理者:@mykaoru